Back To Index Other Category Top Back To Contents
Back To Other Category Top Bad Trip
【Scenario Making Guide】:シナリオメイキング・ガイド
シナリオの基本的な作り方のガイドです。
初心者から上級者まで、オールレベルでの情報を満載!
(したいですね)

目次
0.シナリオとは
1.簡易パターン
2.起承転結

0.シナリオとは

 シナリオとは、TRPGを楽しむ時にゲームマスターが用意する、物語の大筋と、そのセッションで使用するデータをまとめた物を指します。
 また、狭い意味では「セッションの話の大筋」だけを指す事もあります。

 ほとんどのTRPGでは、シナリオがないとTRPGのセッションを楽しむ事はできません。

 シナリオというのはそれほどに大事な物であり、TRPGの「楽しさ」の半分以上が、シナリオの内容によって変わってくる物でもあります。
 それだけに、シナリオを作る事(シナリオメイキング)という物はとかく難しく思われがちです。

 しかし、シナリオという物は基本的な部分さえ押さえてしまえば簡単に作る事ができますし、事前にしっかりと調査をしておけば、プレイヤーに喜ばれるシナリオを作る事も難しい事ではないのです。

 それでは、ここで、簡単なシナリオの作成法をご紹介しましょう。

目次に戻る


1.簡易パターン

 TRPGのシナリオに関わらず、「物語」という物の大半はジャンルを一言でまとめられる物ですし、内容のパターンも一言で表す事ができる物です。
 そこで、シナリオのパターンを簡単に紹介しましょう。

退治パターン  モンスターや悪人などを退治するパターンです。
脱出パターン  危険な場所や危険な敵から逃げ出すパターンです。
救出パターン  奪われた物や囚われた人物を助け出すパターンです。
奪取パターン  重要な物や重要人物を、どこかから奪い取るパターンです。
警備パターン  重要な物や重要人物を、期限までの間守りきるパターンです。
運搬パターン  重要な物や重要人物を、目的地まで無事に送り届けるパターンです。
追跡パターン  なんらかの手がかりを元に、物や人物を追跡し、見つけだすパターンです。
競技パターン  なんらかの能力を他人と競い、勝利を目指すパターンです。
捜査パターン  なんらかの事件を捜査し、解決に導くパターンです。

 以上の9つのパターンを使用したり、あるいは2つ以上のパターンを複合する事で、物語の大まかな流れを作る事ができます。

目次に戻る


2.起承転結

 大抵の面白い物語には「起承転結」という物が存在します。
 これは、TRPGのシナリオにも応用できますし、それができると大変面白いシナリオになるでしょう。
 それでは、シナリオの物語部分の大まかな流れができた所で、今度はその物語に起承転結をつけましょう。


「起」
 物語の導入の部分です。
 PC達が日常生活(もしくは日常の冒険生活の合間のシーン)の中で、物語に巻き込まれていくシーンです。

 シナリオに巻き込まれる形式としては、「誰かに依頼される」、「PCの設定により、関わらざるを得なくなる」、「PCの目的に添う出来事が起きる」、「否応なしに危険に巻き込まれ、自分の生命を守る為に関わらざるを得なくなる」などのパターンがあります。

<例>
 PC達は、拠点にしている酒場「蒼龍亭」で、少女の依頼を受ける。
 依頼の内容は、「村を襲う山賊を倒して欲しい」という事だった。
 報酬は一人あたり500ゴールドまで出せる、と少女に言われる。


「承」
 物語の背景や設定を伝える部分です。
 PC達が関わってしまった事件について、情報を収集し、行動を起こすシーンです。

 シナリオに関わる重要な情報、ヒントとなるような謎の言葉などを与え、PCにどんどん行動をさせます。
 その行動によって、状況が変化していき、シナリオが進んでいきます。

<例>
 早速PC達は蒼龍亭で情報を集め出す。
 その結果、少女の住む村はここから歩いて2日の小さな村であり、村には古代より伝わる「伝説の剣」という物がまつられているという事が分かった。
 また、少女からの情報で山賊の人数は多くても10人程度である事がわかった。
 PC達は、山賊がその剣を狙っているのだと考え、準備を整えると少女の住んでいた村へと向かう。


「転」
 今までの状況が一変するシーンです。
 今まで与えられていなかった情報が分かるなど、今まで考えていた事が全く違った方向に変わってしまうシーンです。
 いわゆる、「どんでん返し」のシーンです。

 シナリオの終盤にさしかかり、もうすぐシナリオも終わるかという時点で、今までの状況を一変させる出来事を起こします。
 それによって、PC達は新たな手段、新たな方法で事にあたらなければなりません。

<例>
 村にたどり着いたPCだが、村には暴行を受けたらしい村長を除いては誰もいなかった。
 山賊達は村長が渡した「伝説の剣」が偽物だと言って村長に暴行を加え、村の人々を連れて近くの洞窟にこもってしまったのだと言う。
 村長は、山賊に渡そうとした「伝説の剣」以外の「伝説の剣」についてはほとんど何も知らないが、村に伝わる「満月の夜に月の射し込む水鏡に伝説の力が秘されている」という伝説を教えてくれる。

 PC達は、山賊退治だけでなく、村人の解放と、可能であれば伝説の剣の発見を行わなければならなくなる。


「結」
 物語の最後のシーンです。
 今まで出てきた伏線のほとんど全てが解決され、そして事件も解決を迎えます。
 PC達は、事件を解決し、その報酬を手に入れ、また普段の日常生活に戻っていきます。
 あるいは、新しい謎を発見し、次の物語へと続いてゆきます。

 ここでは自然な形で今までの伏線を解決し、ちゃんとした形でシナリオを終了させます。
 プレイヤー達が気持ちよく、さわやかな気持ちでシナリオを終える事ができるように、全てを調整して下さい。

<例>
 山賊は退治され、村人達は1人の犠牲者もなく救出された。
 そして、伝説の剣は洞窟内の、地底湖の中央に静かに沈んでいた。満月の夜だけ天井の小さな穴を通る月光が、伝説の剣を照らし出したのだ。
 村人達は伝説の剣をPC達に渡し、PC達は少女やその両親、村人に感謝されて村を出ていく。


 こうやってパターンと起承転結をつければ、シナリオの物語部分はほぼ完成です。
 あまり物語の詳細を作りすぎると、マスターの1人語りになってしまうので、シナリオの物語部分はできるだけ簡潔に作るように心がけましょう。

目次に戻る


Back To Other Category Top Bad Trip
Back To Top