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【Ivent】:コンベンションを考える(実践編2)
 さあ、貴方の主催するコンベンションの当日がやってきました。
後は運を天に任せて、一気に突っ走るだけ!

でもいいんですが、その前にちょっと考えてみましょうか。


コンベンション当日を考える

 コンベンションは間違いなく、「イベント」の一種です。
 そして、「イベント」というのは、準備に次ぐ準備によって作られる物なのです。

 ですから、コンベンション当日になって戸惑わずに済むように、コンベンション前日からコンベンションの終了まで、特に注意したい事を考えておきましょう。


コンベンション前日

 コンベンションの前日には、ちゃんと翌日の準備が必要です。
 特に、予約の登録関係や、当日の「物」の準備、コンベンション主催員全員の意思の統一などが必要です。
 以下にあげる点を、しっかりと確認しましょう。

1.「予約者」リストは作ってあるか?
 コンベンションの事前予約者のリストは出来ていますか?
 当日参照する物ですから、カバンに入れるのも忘れずに!
2.「パンフレット」は準備してあるか?
 当日、参加者に配布するパンフレットは準備してありますか?
 部数は十分ですか?不測の事態に備えて、10部くらいは余分に用意しましょう。
3.「イベント表」は用意しているか?
 当日のスタッフの使用する「イベント表」と「タイムテーブル」は用意してありますか?
 その内容は、スタッフ全員がしっかりと把握していますか?
4.必要物品は準備しているか?
 コンベンションで使用する必要物品は準備してありますか?
 スタッフ用の名札、プレゼント袋、サークル宣伝チラシなど、あれば便利な物は色々あります。
5.心の準備は徹底しているか?
 コンベンションでは、「参加者=お客様」であり、「スタッフ=店員」の関係です。
 貴方はその心構えをしっかりと出来ていますか?
 スタッフのみんなも、しっかりと心構えしていますか?
6.シナリオの準備は万端か?
 GMをするのであれば、これは絶対にはずせません。
 内容ではなく、そのシナリオを「さばく」準備は万端ですか?
 シナリオの内容も万端であるに越した事はありませんが、さばけないシナリオなどコンベンションでは何の役にも立ちません。
 他のGMも大丈夫でしょうか?
 以上の6点はしっかりと確認して下さい。
 これをおろそかにすると...コンベンションで「ない!」地獄をみる羽目になりますよ。


コンベンション当日

 さあ、コンベンションの当日となりました。
 胸がドキドキ、心がワクワクしている事でしょう。もしかしたら、初コンベンションの不安で胸がいっぱいかも知れません。

 でも大丈夫!貴方には(自称)イベント屋のバックアップテキストがここにありますから!


会場の設営

 まずは会場の設営をしましょう。
 会場の設営では以下の事に注意して下さい。

1.綺麗な配置である事
 会場は、参加者が一番最初にコンベンションを意識するであろう「顔」の部分です。
 できるだけ「綺麗に」テーブルや物品を配置しましょう。
 荷物などをゴチャゴチャさせず、すっきりと収納する事が大事です。
2.テーブル間の距離
 TRPGはかなり「うるさい」遊びです。ですから、隣のテーブルの声は結構邪魔になります。
 自分のシナリオが静かなシーンの時、隣のテーブルが盛り上がっていると、GMもプレイヤーもイライラしてしまいます。
 ですから、「声」へのせめてもの抵抗のために、テーブル間の距離は大きめにしておきましょう。
3.機能的な配置である事
 開会式や閉会式、挨拶やサークルの宣伝などを行う時、それを見づらいテーブルがあると大変困ります。
 また、テーブルによって照明の明るさが違ったり、声の届きが悪かったりすると、会場内で「別の」空気の場所が生まれてしまい、コンベンションとしての統一感が失われます。
 最悪の場合、そのテーブルの参加者だけ、もう2度とコンベンションに来てくれない可能性だってあるのです。
 そんな事にならずに済むように、テーブルの機能的な配置を考えましょう。
 以上の3点については、十分に考えた上で会場を設営して下さい。
 意外と、これを考えていないコンベンションがありますが、もったいない話です。


スタッフの最終打ち合わせ

 さて、会場前にスタッフの最終打ち合わせをしましょう。
 事前にしっかりと打ち合わせをしておけば、当日は大丈夫、という訳でもないのが人間の面白い所(であり、困った所)です。

 当日にも打ち合わせをする事で、「打ち合わせが終わったら、もうコンベンションなんだ」という明確な線引きができますので、スタッフにも適度な緊張感が生まれます。

 ここで重要なのは、主催者の態度です。
「コンベンションが失敗したら俺の責任だ。
 しかし、コンベンションが成功したら、それは君たちスタッフが頑張ったお陰なんだ」
 という態度で、それを明確に口にして下さい。
 これだけで、不思議とスタッフの肩から必要以上の力が抜け、程良い緊張感になります。


開場

 さあ、コンベンションのスタートです。会場を開いて、やってきた参加者を迎え入れて下さい。

 おっと、ただ入れるだけでは駄目ですよ。
 開場・客入れの時、それが参加者の「コンベンションの第一印象」を決めるのです。

 スタッフで明るく挨拶をし、参加者を暖かく迎え入れて下さい。
 この時に、ちゃんと参加費用を徴収し、パンフレットを手渡す事も忘れずに。

 出来れば、開場の前に主催者が会場前に待機して、参加者を迎えるサービスなんかがあるととても良い感じのコンベンションになります。


開場トラブル!

 コンベンションのスタート・開場。ここでトラブルが起きる、というのもよくある話です。

 よくあるトラブルと、それに対する対応を下に書いておきますので、参照して下さい。
1.人が多い!
 予想外に当日参加者が集まる事もよくある話です。
 そんな時は、前々から用意していた「予備GM」に出て貰いましょう。
 さあ、急いでテーブルを増やしましょう!
2.人が多すぎる!
 幸せな悪夢ですね。「予備GM」が全員出ても、まだ足りない場合もあります。
 そんな時は...「予備GM」でさばけるだけの人数を入場させ(当然、予約者を優先します)、余った参加者には(申し訳ありませんが)帰って頂きましょう。
 おっと、ただ追い返してはいけません。ちゃんと謝った上で、「ごめんなさいコンベンション」の約束を取り付けてしまいましょう!
3.人が少ない!
 悲しい話です。しかし、参加者が少しでもいる以上、コンベンションを行わなければなりません。
 GMを調整して、余ったGMはプレイヤーにしましょう。
 こんな時のために、GMの優先順位を決めておいてもいいですし、当日の参加者の多数決でシステムを決める、という方法を取る事も考えましょう。
 人が少なくてもコンベンションです!
 がっかりせずに、全員を満足させるよう心がけましょう。
4.人がいない...
 開場したものの、誰1人参加者が来ない状態です。
 私(如月翔也)は経験ありませんが。
 何故でしょうか?誰も来ないのには、きっと理由があります。
 落ち込むのもいいんですが、その前に、ここで反省会を開いてしまいましょう。きっと理由が見つかるはずです。最悪なのはパンフの誤植で次の日になっていた、等の理由ですね。

開会式

 さあ、人も揃いましたから、コンベンションを開始しましょう!
 開会式では必要以上の事をしない事がもっとも重要です。参加者の気分を盛り上げ、すぐさまフリープレイに移ってしまいましょう!

 開会式では、簡潔な内容で「どこの主催者が何の理由でコンベンションを開いたか」「今日の使用システムは何か」「それではみなさん、楽しんで行って下さい」程度の開会宣言をしましょう。
 後は時間割、注意点などを話し、開会式を終えます。

 言いたい事が一杯あるのはわかります。しかし、参加者はTRPGをしに来たのです。参加者が気分を害する前に、切り上げてしまいましょう。


フリープレイ

 さあ、フリープレイの開始です。みんなで思い切り楽しみましょう!

 フリープレイの時は、
「ちゃんとみんなを楽しませる事」
「ご飯の時間はしっかりと取る事」
「予定時間内に納める事」
 が重要点です。

 早めにシナリオが終わってしまった時のために、「アンケート」とか、「カードゲーム(非TCG)」とか、「話のネタ」を用意しておくのも用心深くて良いでしょう。
 とにかく、シナリオは時間以内に「それなりの終わり方」が出来るようにして下さい。


閉会式

 さあ、フリープレイも終了しました。GMもプレイヤーも心地よい疲れに身を任せているでしょう。
 楽しい時間も、残念ながら、もう終わりを迎えようとしています。

 終わらないイベントは未完成のイベントだけです。
 さあ、ここでコンベンションを「完成」させましょう。

 閉会式では簡単に「これでコンベンションを終了します」と宣言し、それからサークルの宣伝や会員の募集など、言いたい事を簡潔にまとめて話しましょう。
 良いコンベンションが出来たのであれば、簡潔な話でも十分に効果はあるはずです。

 貴方の作ったコンベンションは、どうだったでしょうか?


撤収

 コンベンションも終了を迎え、参加者を送り出す時が来ました。

 ここでは、参加者の「来てくれた事」「楽しませてくれた事」「楽しんでくれた事」に感謝し、スタッフ全員で参加者の見送りをしましょう。
 「ありがとうございました」「また来て下さい」「サークルにも遊びに来て下さい」という気持ちを込めて、そんな言葉で参加者を送りましょう。


後片付け

 さあ、後は後片付けをしましょう。
 みんな疲れているでしょうが、後片付けは念入りにやって下さい。ここでサボると、「TRPG」や「コンベンション」の印象を悪くしてしまいます。
 折角のコンベンションですから、最後までやり通しましょうね。


さあ、これで「貴方のコンベンション」が完成しました。

後は、今日の反省点を生かし、次のコンベンションでは今以上の物を作り上げましょう。


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