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如月翔也の独断と偏見によるTRPGのシステムレヴューです。 騙されたと思って読んでみては? まあ、騙されただけで終わるかも知れませんが、それはご愛敬という事で。 |
| 真ウィザードリィRPG | ||
| ウィザードリィRPGを難しくした感じ | ||
| 良くも悪くもウィザードリィの雰囲気をブチ壊している | ||
| ある意味ヒーロー物として受け入れられれば楽しく遊べます | ||
| <感想> グループSNE作の名作TRPG「ウィザードリィRPG」にヒーロー物的なオリジナルテイストを加えて作られた作品です。 ですが、困った事に、文章的な世界観はウィザードリィと共通しているのですが、システム的な世界観が前作ウィザードリィRPGを完全にブチ壊している為、ウィザードリィの雰囲気を求める人の期待を完全に裏切る出来上がりになっています。 今回は「スキル」という概念が導入されているのですが、そのスキルを購入する為のスキルポイントがヒーローポイント的な使い方もできるように設計されている為か、「シナリオの途中でいきなり技能を取る」事ができたりするのが問題になります。 また、「翼をはやして空を飛ぶ」スキルや「腕を増やして複数の武器を持つ」スキル、さらには「炎のブレスをはく事ができる」スキルなど、普通の人間にはあり得ないスキルなどが多数用意され、しかもそれがセッションの最中にいきなり取得できたりしますから、およそウィザードリィの雰囲気であるはずのハードファンタジーと言う物を実現する事はできません。 ですが、見方を変えて、「ファンタジー版ヒーロー物RPG」としてはなかなかのデキの良さですし、ヒーローポイントとスキルポイントを統一する事により「ヒーローポイントを使いすぎると成長に支障を来す」というシステム的な構造など、高く評価される部分も多くあります。 ですから、もし、真・ウィサードリィRPGを遊ぶのでしたら、ウィザードリィである事を忘れ、ウィザードリィのシステムを流用したファンタジーヒーロー物RPGと割り切って遊ぶ事をお勧めします。 |
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| ストームブリンガー | ||
| 実に面白いけれど、難しい | ||
| ダークファンタジーの最高峰です | ||
| 原作が好きな人なら絶対にお勧めですね | ||
| <感想> ストームブリンガーは、マイクル・ムアコックの”ダークファンタジー”の傑作シリーズ、「エターナルチャンピオンシリーズ」の中の「エルリック・サーガ」をモチーフにしたダークファンタジーTRPGです。 その世界観はライトファンタジーとは全く異なり、生け贄を捧げて悪魔と契約する魔術師や、血みどろの戦闘を生き抜く逞しい戦士などが主人公となります。 このシステムもケイオシアム社製の汎用ロールプレイシステムを使っていますが、”ダークファンタジー”を表現する為に様々なルールが組み合わされており、その結果、かなり難しい仕上がりになっています。 また、戦闘に関してもライトファンタジーとは全く異なり、手や足、場合によっては顎が斬り飛ばされ、あるいは内臓を叩きつぶされてのたうち回る姿などが日常的になっています。 そんな感じの世界観を完全にルール化している為、普通にルールの適用をしているとキャラクター達は簡単に死ぬ事になりますし、死なないまでも手足を失ったり目を無くしたりしてしまうのが難点と言えば難点なのですが、そもそもそういう世界観のTRPGですから問題は無いとも言えます。 このシステムは、”ダークファンタジー”が好きな人であれば絶対にお勧めのシステムなのですが、そうではない人を相手にセッションをしては絶対にいけないシステムでもあります。 |
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| ソード・ワールド・RPG | ||
| 理系的には非常に美しいシステム | ||
| やや軽めのファンタジー。サポートが凄い | ||
| 2ケタの暗算ができる人なら、初心者にでもお勧め | ||
| <感想> ソード・ワールド・RPGは、文庫サイズで出版された点、6面体のサイコロ2個で遊べる親切な設計のシステム、そして雑誌ドラゴンマガジンでのサポートという3つの点で非常に優れており、その結果、日本で一番売れたRPGとして有名なシステムです。 システム的には全て2D6を使用し、2D6の結果が高ければ高い程良いというポイントを徹底しており、綺麗で理解しやすいシステムとなっています。 世界観でもやや重めのライトファンタジー(あるいはやや軽めのエピックファンタジー)とでも言うべき中庸の雰囲気を持った世界観であり、扱いが容易であると同時に、ドラゴンマガジン+富士見書房のサポートで世界観とルールのサポートはほぼ完璧です。 このように一見非常に完成度の高いソード・ワールド・RPGですが、逆に言うとルール・世界観の共に完成度が高すぎる為に扱いづらい部分も確かに存在しますが、それは中級者から上級者にとっての問題であり、逆に初心者にとっては最高に扱いやすいようにできあがっているとも言えます。 また、このシステムは実に深く作り込んであり、短く遊んでも長く遊んでも十分に楽しめるようにできていますので、単発セッションから長期キャンペーンまで、全てのレベルで十分に遊べるゲームといえるでしょう。 |
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| ソード・ワールド・RPG完全版 | ||
| データやルールが整理されたが、扱いづらくもなった | ||
| やや軽めのファンタジー。サポートが凄い | ||
| ブ厚くなって使いづらくなった | ||
| <感想> ソード・ワールド・RPG完全版は以前に富士見書房から文庫で出版されていた「ソード・ワールド・RPG基本ルール」「ソード・ワールド・RPG上級ルール(1・2)」及び「ソード・ワールド・RPG Q&Aブック」、更に雑誌ドラゴンマガジンでのサポートを全て統合し、データ/ルールの取捨選択を行った、ソード・ワールド・RPGの完全版です。 ですが、データ量が増え、ルールの整理などが行われたのはいいのですが、残念な事にその結果がブ厚くなって、ハードカバーになって、高くなった上に使いづらくなったという悲しい結果に終わっています。 また、最も重要な部分の一つとも言える「巻末チャート」に不備がある為、結果としてハードカバーの本を無理矢理開いてコピーし、壊してしまうという悲劇も多々生まれているようです。 しかし、元々このソード・ワールド・RPGは理解しやすく、扱いやすく、奥が深いという特徴を持っているシステムですし、その骨子は全く変わっていないのですからシステムとしての完成度には文句の付けようがないのも事実です。 初期投資としてのハードカバー購入はかなりの勇気を要しますが、それ以上に深く・長く楽しめるシステムである事には疑いようがありません。 しかし、このソード・ワールド・RPGだけがTRPGではありませんし、このゲームだけが「TRPGとして正しい」という物では絶対にありませんので、他のゲームなども楽しむことを強くお勧めします。 |
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