|
|
|
|
||
|
|
|
||
|
如月翔也の独断と偏見によるTRPGのシステムレヴューです。 騙されたと思って読んでみては? まあ、騙されただけで終わるかも知れませんが、それはご愛敬という事で。 |
| ルーンクエスト90’s | ||
| 良くも悪くも「普通+アルファ」 | ||
| 本来の設定が十分に伝わっていない | ||
| 懐古主義者には向いているかも | ||
| <感想> ルーンクエスト90’s(以下90’)は以前ホビージャパン社から発売されていた第2世代型TRPGの祖とも言われるルーンクエストを、分かり易く、かつプレイしやすいように編集しなおしたムックタイプのTRPGです。 もともとルーンクエストは限りなき設定に次ぐ設定というのが魅力のシステムであり、シンプルなシステムに独自の要素を加え、そして世界設定をもルールに取り込んでいると言う所が大きな魅力だったのですが、90’sになってからは今までの設定のほんの一部だけを取り入れて、分かり易く・簡単にしてしまっているのが致命的だといえます。 非常に言いにくい事なのですが、もともとルーンクエストはルール自体には魅力は少なく、それよりも膨大な設定や、設定を取り込んだルールなどが魅力の原点と言っても良いシステムでしたので、分かり易く簡単にしてしまうと最近のシステム群には太刀打ちできるレベルではないのです。 ですので、この90’sは、余程ルーンクエストに思い入れのある人が、誰かをルーンクエストに誘う前段階に教育の一環としてプレイする、という以外には有効な使い道が思いつきません。 本来、ルーンクエストは非常に大きな魅力を持ったTRPGである事は間違いなかったので、今回の90’sでその魅力を失ってしまったのは非常に残念ですね。 |
||
| TOPに戻る | ||
| ロードス島戦記コンパニオン | ||
| 無難な線 | ||
| 重めのライトファンタジー | ||
| 無難な線 | ||
| <感想> ロードス島戦記コンパニオン(以下、ロードス)は、D&Dのリプレイ「ロードス島戦記」からスタートして、小説、OVAにもなったシリーズのTRPG版です。 世界観という点で言えば、小説とOVAで公式に設定されており、イメージを持つという点では非常に受け入れやすい世界観と言えます。 その反面、原作が完結した物となってしまっている為、「原作物」として正史の隙間を埋めるようなプレイを繰り返していくと、途中で詰まってしまう事請け合いでもあります。 ロードスはシステムという点では「能力値」と「能力値、及びクラスから導き出されるスキル値」という、実に分かり易くシンプルな形式になっていますが、それに「集中力」というヒーローポイントのような物を設定する事で、ある程度の無理や無茶、あるいはご都合主義を行えるようにしてある為、非常に扱いやすくなっています。 しかし、シンプルで無難というのは利点であると同時に欠点でもあり、「やり込み甲斐」と言う点では首をひねらざるを得ませんし、なによりも完全に固定化された世界観を持っているという点はシンプルなシステムでは逆に欠点にもなってしまいます。 この作品は、むしろ「原作物」として遊ぶよりも、「一般的なファンタジー世界」として遊んだ方が遊びやすいかも知れません。 |
||
| TOPに戻る | ||
| ロードス島RPG | ||
| やはり無難な線 | ||
| 重めのライトファンタジー | ||
| 結局、無難な線 | ||
| <感想> ロードス島RPG(以下、ロードスRPG)は、以前「ロードス島戦記コンパニオン」として発表されたグループSNEのシステムを拡張して改良した物です。 冒険の舞台となる「ロードス島」自体が変わっていない為、世界観などの点ではコンパニオンと大差ありませんが、リプレイなどでは「魔神戦争」と呼ばれる時代についてのサポートがあり、コンパニオンに比べれば使いやすくなっています。 また、ルールの点でも「能力値」、「能力値とクラスによって決まるスキル値」という点はそのままですが、それに加えて「特技」という概念、「上級職」という概念を導入した事で、キャラクター毎に個性を作る事が容易くなっています。 しかし、その反面、クラスによって取得できる「特技」に違いがあったり、そもそも「特技」の「使える/使えない」という点で大きな隔たりがある為、「特技」や「上級職」に関してはほぼ選択の幅が無くなっているという面も否めませんので、素直には賞賛できないところがあります。 ですが、ムックタイプが文庫タイプになって持ち運びが用意になった事と、「個性」を際だたせようと言う姿勢は評価できますね。 ただ、ルールブックの書き方が、ロードス島戦記のセルフパロディになっているのは全く頂けませんでした。 |
||
| TOPに戻る | ||
|
|
|
||
|
|
||||