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016.どちらのリアリティをとりますか?
- TRPGは演技を楽しむ遊びです。
- そして、「異世界」のリアリティを楽しむ遊びでもあります。
- 例えば、ファンタジーRPGを楽しむ人は、現実世界にはない、剣と魔法の冒険活劇や、高度な魔法の織りなすハイファンタジーを楽しみますし、サイバーパンクRPGを楽しむ人は退廃した近未来の残酷なリアリティを楽しみます。
- さて、ここで一つの問題があります。
- 貴方はTRPGをする時に、「現実世界のリアリティ」「異世界のリアリティ」の、どちらを優先させるでしょうか?
- 例をあげると、ファンタジーTRPGの「騎士」の行動の規範などがあります。
- イメージで言うPCの「騎士」は、「騎士道」に則った、「公明正大」「弱者の味方」「正義の味方」等というイメージがあります。
- しかし、現実の歴史では「騎士道」という物は、銃が発明され、重い鎧を着た騎士が役に立たない飾り物に墜ちた頃に発明(?)された物であり、ファンタジーTRPGの多くが対象としている「中世」の時代には存在しなかった物です。
- また、当時の「騎士」の守るべき物は「高貴な者」だけであり、農民や市民などに対しては害を加える事はあっても守る事はない、というタイプの騎士が多かったそうです。
- さて、貴方はイメージ先行の前者と、現実に根ざした後者のどちらを取りますか?
- 私は、あえて前者を取るべきだと考えます。
- 例え現実の騎士が堕落した存在であろうとも、TRPGにおいては「騎士」は正義の味方であるべきだと思うのです。
- 現実には現実のリアリティがあるのと同様、異世界には異世界のリアリティが優先されるべきです。そして、TRPGの「異世界」のリアリティとは、すなわち「やっていて面白い」「やっていて納得のいく」「格好いい」ものではないでしょうか?
- 貴方は、隣のプレイヤーが「卑怯な騎士」を(アンチテーゼとしてではなく)やっているのを見て、それが許せますか?納得がいくでしょうか?
- 許せたとして、納得ができたとして、それで楽しいTRPGができるでしょうか?
- そういった事を考えると、やはり「異世界」には「異世界に即した」リアリティがあるべきではないかと思います。
- TRPGをするのでしたら、異世界のリアリティに基づいた、楽しいTRPGをしたいですね。
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