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024.リスクとリターン
- 今度はちょっと近代的な考え方をしてみましょう。
- では、ちょっとした質問をさせて下さい。
- 冒険者をする場合、もっとも注意しなければならない事は何でしょうか?
- 私は、「リスクの管理」だと思います。
- でも、この答えはちょっと意外かも知れませんね。
- 冒険者といえば、よく言えば自由人、悪く言えばゴロツキみたいなものです。それなのに、「リスクの管理」とは、いかにも商売人っぽい考え方ですよね。
- しかし、逆に、そうであるからこそ、リスクの管理には慎重でなくてはいけないのではないかと思うのです。
- ただし、さすがに冒険者だけあって、リスクに対するリターンの感覚は常識とはズレてくるのでしょうが。
- 通常、高いリスク(危険度)を持つ物事に挑戦する場合、リスクに見合うだけのリターン(見返り)が無ければ挑戦しようとしません。
- この場合、リスクは金銭的な物が大半ですし、リターンも同じく金銭的な物が基本です。
- しかし、冒険者の場合は違います。
- リスク(危険)とは、実際に命の危険を指す物が大半でしょう。
- リターンは大半の場合は金銭的な物ですが、冒険者は金銭以上に価値のある「なにか」を持っている場合が多く、あるいは自分の主義を守り抜く事や誰かに感謝される事などを高いリターンであると認識している場合も多く見かけられます。
- つまり、冒険者は自分の命をチップに自分の信じるなにかを求めて賭けに出るロマンチストなギャンブラーという見方もできる訳ですね。
- しかし、それでも「リスク」の管理は怠れません。
- なにせ、彼らの求める物は生きていてこそ得る意味のある物ですし、下手に怪我などをすると待っているのは餓え死にという、綱渡りの商売なのですから。
- だからこそ、冒険者はリスクに敏感であるべきだと思うのです。
- 金銭を代償に危険を犯すのであれば、それに見合うだけの金銭が対象でなくてはいけません。
- また、生き残る為に、自分の対処できるレベルの危険にだけしか立ち向かわず、手に負えないと判断した事からは早々に撤退するべきなのです。
- そして、その上で、自分の命を賭けても良いだけの価値のある事に対しては、命の危険など笑い飛ばすだけの剛胆さを発揮するのが真の冒険者ではないでしょうか?
- それができるからこその、英雄候補なのでしょう。
- 無謀なだけの若者や、自分の命を賭ける事のできない臆病者は、英雄になる事は決してできません。
- 冷徹な頭脳と、熱い魂。この2つを合わせ持つ者だけが、真の冒険者なのです。
- さて、貴方のキャラクターは、エセ冒険者ではありませんか...?
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