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034.TRPGのマナー

 さて、TRPGと言えば、基本的に最低でも2人以上の参加者がいます。
 そして、2人以上の人間が集まる以上、それは小さくても一つの「集団」であり、その「集団」を維持する為に、「マナー」が必要になります。

 とはいえ、「マナー」というのは不文律であり、明確な決まりという物はありません。
 しかし、それではあまりにも無責任ですし、TRPGをやっている人自身が判断に迷う事なども大いにありますので、ここで簡単に「TRPGに求められるマナー」という物をあげてみようかと思います。

 まず、「ゲーム」としてのマナーですが、「イカサマをしない事」があげられます。
 TRPGは「賭博」ではなく、「手練を競う大会」でもありませんから、ダイスであれ、カードであれ、「プレイヤー」がイカサマをしてはいけません。
 ダイス目がどんな物であったとしても、その幸運(あるいは不運)を楽しみましょう。

 また、TRPGはゲームですから、自分が「楽しむ」のは当然の事です。
 しかし、自分が楽しむ為に他人が楽しむ事を邪魔してはなりません。
 TRPGでは自分の為に「他人が楽しむ事を邪魔しない」事がマナーなのです。
 TRPGは「娯楽」ではなく「ゲーム」ですから、参加者全員が楽しむ権利があるからです。
 「他人が楽しめ、かつ、自分が楽しい」ゲームをする事ができれば、理想的ですよね。

 次に、「ロールプレイング」の点でのマナーですが、最初に「自分のスタイルを他人に押しつけない」という事があげられます。
 TRPGでは「ロールプレイ」と「キャラクタープレイ」という2つの演技があり、そのバランスによって個々人の「スタイル」があります。
 このスタイルに関しては、「極端過ぎてはいけない」という目安があるだけで、どれが正当(あるいは正統)であるという物はないのです。
 「他人のスタイルを許容した上で、自分のスタイルを追求する」、あるいは「互いのスタイルを融合させ、共通のスタイルを作り上げる」という姿勢が大事ではないでしょうか?

 また、「プレイに”プレイヤーの”私情を挟まない」事も大事です。
 プレイヤー同士の関係は、キャラクターには一切関係ない物ですし、プレイヤー同士の私情が入ると、ゲームは途端につまらない物になってしまうでしょう。
 「キャラクター的な私情」は挟んで当然ですが、プレイヤーの私情を挟むのはTRPGに関しては間違っていると言えるのではないでしょうか?

 さて、以上の「基本的な」マナーを見てみると、2つの共通事項が見えてくると思います。
 これこそがTRPGで(むしろ、一般社会でも)必要とされるマナーです。
 それは、「自分がされて嫌な事は他人にしない事」と、「自分がいいと思う物でも、他人に押しつけない事」という2点です。

 前者は一般社会でも当然の事とされていますので、理解しやすいのではないかと思います。
 また、後者も「押しつけられるのは嫌な事である」という点で、前者と同様の考えです。
 それを考えると、上の2つのポイントは、一般社会でも求められるマナーであると言えそうですね。

 TRPGはあくまでも「遊び」です。
 嫌な思いまでして「遊び」をしたい、という人はそうそういないでしょう。普通は、一度嫌な思いをしてしまったら、その「遊び」に対して隔意を抱いてしまうはずです。
 だからこそ、マイナーな趣味であるTRPGでは「マナー」が大事なのです。
 折角のTRPG仲間が減ってしまう事の無いように、楽しくTRPGをしたいものですね。


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